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いろいろな乳がん

乳房内に発生する悪性腫瘍を乳がんといいます。

乳がんはさまざまなものがあり、組織学的分類すると20種類ほどもあります。
多くの種類があるので、その悪性度や進行度も実にさまざまです。
また、年齢によって進行度は違います。若い人程、進行は早いです。

乳がんを大きく分けると、浸潤する前の非浸潤がん、浸潤している浸潤がんに分けられます。

浸潤する前の、非浸潤がんで発見できれば、完全治癒が期待できます。

浸潤がんですと、リンパ節転移や遠隔転移が考えられます。
遠隔転移してしまうと、骨や肺などに、乳がんの細胞が増殖してしまい、命をおとす確率は高くなってしまいます。


しこりがあれば乳がん?

そんなことはありません。
乳房内の悪性の腫瘍のことを”乳がん”といいます。
良性の腫瘍もあります。これは”がん”ではありません。
しこりがあるからといって、乳がんとは限りません。

しこりのほとんどが良性なのです。
良性腫瘍には、線維腺腫や葉状腫瘍、乳腺症などがあります。

しかし、しこりが乳がんの可能性はあるわけですから、しこりに気が付いたら一日も早く病院へ行くべきです。
乳がんの治療開始は早ければ早いほどよいのです。

しこりが小さければ乳がんであっても、早期の乳がんの可能性は十分あります。
早期乳がんとは、「触診にて腫瘤が2cm以下で,転移を思わせるリンパ節を触れず、遠隔転移を認めない乳がん」です。
早期がんならば、乳房を残せる可能性はあります。

ためらわず、病院の乳腺外科を受診することをおすすめします。


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(c)乳がんとマンモグラフィー

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